『彼女は最後にそう言った』のシュウプロデラックスが贈る
夕暮れの終わらない島で起きた消失事件を探る "孤島伝奇ADV"
<本編クリア時間目安:120分〜180分>
▼ 物語は『未解決の失踪事件』から始まる ▼
「お祭の日の 夕暮れ時に
かくれんぼをしては いけないよ」
これは ぼくの住む島で起こった
ある事件によって つくられた規則だ。
「悪いことをすると
夕凪さまに 連れていかれちゃうよ」
…10年前の お祭の日だった。
ぼくたちは みんなで かくれんぼをしていた。
ほとんどの友達は あっさり見つかったけど
ひとりだけ…
いつまで経っても 見つからなかった。
次の日も その次の日も
その友達は 見つからないままだった…
▼ 消えたタイムカプセル ▼
「10年前の つづきをしよう」――
昔 みんなで埋めたタイムカプセルは見つからず
代わりに 埋めた覚えのない箱の中から
差出人不明の手紙が出てくる。
あの日の かくれんぼで
ぼくは『鬼』だった。
10年前の つづきをするというのなら
ぼくは再び 探さなければいけない。
ぼくは 終わらない夕暮れの中
手紙を片手に ひとりさまよい始める…
「もういいかい」
「もういいよ」
ぼくの…
10年越しのかくれんぼが 始まった。